2024/9/14 秋田県 桃洞沢〜赤水沢

桃洞滝を右から登る

メンバー:H本、F川

記録
9/13 3:20船橋発。常磐道と東北道を経由。平日ということもあり道路は空いている。9:15 北上金ヶ崎PAでブランチ。11:40 五条目八郎潟ICで下りる。11:50イオン五条目店で翌日の食料を購入。13:17 クウィンス森吉で入浴。料金は500円。温泉は塩化物泉でしょっぱい。傷口に染みる。雰囲気は昭和レトロな感じ。阿仁前田温泉駅と繋っている珍しい造り。夕食はファミリーマート阿仁前田店で購入(キャンプ場までの最後のコンビニ)。15:00 奥森吉青少年センターに到着。受付を済ませる。料金は無料。15:15 親子キャンプ場着。広大な芝生で所々に木が立っている。トイレや炊事場は綺麗。水場の水は飲水可能。タープが設営できそうな場所を見つける。タープはロープを木に設置。ペグや石がないためガイロープを倒木にくくりつけた。テントは会のエスパーススーパーライト4-5人用。ポールのショックコードが今にも切れそうで心配になる。翌日のクマ対策のために橋本さんが熊スプレーを用意してくれた。熊スプレーの設置場所と使用方法を確認。夕食はテント内で済ませ、ゴミはクマ対策で車内に入れた。19:00 就寝。

9/14 4:00 起床。5:45 キャンプ場発。5:55 鳥獣センター着。1番乗り。後続で横浜ナンバーの車が1台来た。同じ沢登り目的の方々。6:20 歩き始める。薄曇りで気温は13℃。熊に遭遇しないために熊鈴を鳴らしながら歩く。林道は前情報通り藪蚊が多い。カッパを着てフードを被り歩く。流石に暑くなる。7:20 入渓。広大なナメが続いている。深い甌穴が至るところにある。7:35 桃洞滝。40m。写真で見るよりも立っており迫力がある。滝の真ん中には割れ目が入っており、まるで桃のよう。異様な雰囲気にテンションが上がる。滝は右側から登る。マタギステップがついており登りやすい。今回は初めてラバーソールの靴を履いた。ザラザラした岩肌でフリクションはバチ効き。前情報通りだ。7:50 二俣。右俣は小滝が何段も続いている。左俣に入る。しばらくナメが続く。8:06 中ノ滝。上段は左端のステップを使い、灌木を掴みながら登る。落ち口には新しいペツルのボルトがある。8:13 男滝2段10m。下段は右側から登る。下の方はボルトが打ってあるが足場が悪い。上に行くとトラロープがある。下段を登るとバンドを左にトラバースする。人1人が安定して歩ける広さ。滝の上段にはステップがついており、ロープも設置してある。8:38 二俣。ここでミスをする。本来は左俣に入るところを右俣に進む。右俣が本流のため確認もせずに進んでしまった。この時はまだミスに気づいていない。その後はナメと小滝が続く。苔が生えているところは滑る。ラバーソールだからか。9:09 沢が小さくなり、藪に覆われ始める。ここでGPSを確認。ルートから外れていることに気づく。セオリーではルートを戻るだが地形図を確認。沢を詰めればルートに戻る支流に出れると判断され、沢を詰めることに。徐々に倒木や藪が多くなり沢が荒れる。9:38 尾根に出る。やはり藪漕ぎはテンションが下がる。マダニ対策のためカッパを着る。懸垂下降で反対の支流に下りる。10:04 ルートに復帰。10:14 小さめの二俣。右俣のほうが水量が多いが、ルートは左俣。間違えた山行記録があったため、ここはミスをせずに進んだ。10:15 ハング滝3m。滝の右側にトラロープが設置してある。落口の出る瞬間が少し嫌らしい。その後、沢は倒木で荒れ始める。10:48沢下降開始。ナメの下降。急なところは灌木や笹を掴みながら下降する。11:06 赤水沢と合流。休憩する。クマ対策のため、休憩中はスマホで音楽をかける。11:33 4m滝を左から懸垂下降。残置スリングあり。10メートル滝も左から懸垂下降。灌木に新しめの残置スリングあり。5m滝は右側から懸垂。ここは木に残置スリングあり。釜が甌穴になっており慎重に下る。8m滝は左から懸垂下降。40メートル兎滝は30mロープを2本連結して左から懸垂。後続パーティはここをクライムダウンで降りていた。その後、延々とナメが続く。途中で林道に上がり14:01 赤水沢分岐。林道は藪蚊が大量発生している。立ち止まると体に藪蚊が纏わりつく。足早に下山。14:33 鳥獣センター着。ルートミスをして、遠回りをしたが8時間程度で下山完了。予定時刻よりも早い下山となった。15:10 鳥獣センター発。15:35 杣の湯で入浴。温泉は江戸時代に発見されたらしい。料金は500円。かなりレトロな温泉。シャワーの水圧が弱くシャンプーを洗い流すのに時間がかかる。温泉は暑く長湯はできない。温泉の周りは硫黄臭であった。18:07男鹿半島に移動。和風レストラン きりん亭で夕食。秋田名物の稲庭うどんを食べた。美味しかった。19:38 南の池公園キャンプ場着。無料。要予約。テントが数張あり。トイレに近いところにテントを張る。ガイロープを固定する岩や倒木が見当たらないためタープは張らず。21:30就寝。

9/15 5:30起床。時々雨が降るが直ぐに止む。雨雲レーダーでは7:45には雨雲が近づく予報のため、7:00には撤収しキャンプ場を後にした。9:20 道の駅ねむの丘。隣にあったモンベルでテントポールのショックコードを購入。その場で張り直した。道中で大雨が降り始める。12:06 鶴岡市立加茂水族館。本日は移動日だったが時間を持て余しそうだったため水族館に寄った。休日ということもあり大混雑。クラゲで有名な水族館だけあって種類が豊富である。1時間ほど堪能。14:00 山の売店 食堂六十里で昼食。月山そばを食べた。山菜が沢山入っている。付け合わせで茗荷の甘酢漬けと茄子の味噌煮を出してくれた。どちらも美味しかった。15:30頃、橋本さんが運転中に「蟻がいるかもしれない。何かかゆい。」と話される。確認すると服のタグが白くモフモフしている。一瞬オシャレなタグかと思うが、よく見ると動いている。毛虫である。あまりの衝撃に思わず声が出る。数秒考え、ウェットティッシュ5枚出し2つ折りにして毛虫を潰す。今回の旅で一番緊張する場面であった。その後も毛虫がいないか確認。想像しただけでも痒くなる。18:30 那須にある那珂川温泉 皆幸乃湯で入浴。料金は700円。水圧もよく湯加減も最高である。湯はトロトロするような肌触り。クレンジング効果があり美肌の湯と呼ばれているそう。橋本さんは蚊に刺されが27箇所あったそう。私は痒いところは1箇所もなかった。橋本さんが蚊の餌食になってくれたおかげなのか。19:55 本日のテント場に向かっている道中にスマホに緊急速報が入る。「大田原市に土砂災害警戒情報。がけや沢の近くでは、生命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況です。」との記載がある。翌日も那須で沢登りの予定だったが、それどころではない。翌日の沢登りは諦め千葉に帰ることに。佐野SA手前で豪雨となり20分休憩。雨雲レーダーが真っ赤である。雨が弱くなり出発。23時船橋着。

古川孝至