2024/9/7-9/8 集中山行 東沢釜ノ沢東俣
メンバー:N里、I川、S田、F川
9/6 22:00 津田沼発。23:30 勝沼IC。23:52 ファミリーマート塩山古屋敷店で食料を購入。フルーツラインで道の駅に向かっていたが営業中のコンビニがなく、少し戻ることになった。コンビニに寄りたい場合は、フルーツラインから早めに降りたほうがよさそう。0:20 道の駅みとみ到着。テントを設営し就寝。
9/7 5:00 起床。6:05 道の駅発。6:10 西沢渓谷駐車場。6:20 駐車場発。7:12 沢登りの準備をして7:35 鶏冠谷出会付近から入渓。渓流釣りをしている人が数名。深めの川が続き、左岸から巻き気味に登る。巻道は崩れている場所があり、足場が悪い。8:16 ホラノ貝ゴルジュ着。水がエメラルドグリーンで綺麗である。ゴルジュは左岸を高巻きする。8:57 洞門。9:30 沢中に入る。9:59 乙女の滝。石川さんが血気盛んな頃はここをアイスクライミングしたとか。10:20 東のナメ沢。かなり長いスラブが続いている。ここを登る強者がいるかと思うと恐ろしい。10:58西のナメ沢出合い。11:42釜ノ沢と金山沢の分岐。右俣に入る。12:00核心と聞いていた魚留の滝。滝の左側のスラブから登る。足も手もあり、さほど難しくはない。1名だけロープを出して引っ張り上げた。魚留の滝を越えると千畳のナメに入る。綺麗な渓相にテンションが上がる。ナメが終わると右岸から巻き気味に上がる。FIXがあるがスラブで足場が悪い。12:40野猿滝。13:06両門の滝。迫力があり尚且つ綺麗な滝にテンションが上がり写真を沢山撮る。両門の滝は左岸から巻く。巻き道は根っこや木を捕めるが急な登りである。13:40ヤゲンの滝。二股になっており、左俣がヤゲンの滝、右俣が迷い沢。ヤゲンの滝方面に行きたいが滝は登れないため二股の間から登り滝を巻く。13:50 8m滝は左側から3級程度の登り。ロープを出してリードする。ガバじゃないため一歩が怖かった。14時を過ぎたため、河原に幕営地の候補が何箇所あったが翌日の行程を短くするために先に進むことにした。15:10 1735m地点の右岸をビバーク地とした。やや高台になっており水場に行くのに一段降りなければいけないが、4人が寝ても余るほどのスペースで広い。最高のビバーク地であった。石川さんは早速焚き火の準備。3人は30mロープを木にかけてタープを張った。夕食は島田さん担当。炊き込みご飯とモツ鍋を作っていただいた。山でこんなに美味しい食べ物が食べれるとは流石は島田さん。ご飯は4合あったがあっという間に完食。20時には就寝。
9/8 4時起床。5:40ビバーク地を出発。天気は薄曇りで涼しい。6:30 2段8mの滝。滝の左側から登る。6:38 滝を超えると二俣となる。左俣が水師沢出合。右俣に行く。7:07 小滝を越えると二俣となる。標高2000m程度。ここで致命的なミスをする。本来であれば右俣に行くところを左俣に行ってしまった。右俣の水量が少なかったわけではないが、なぜか確認をしなかった。釜ノ沢の経験者が多く、ルートミスをするはずがないという過信だろう。さらにYAMAPを起動していたが確認しなかった。スマホをザックに入れており出す手間があったからか。ちなみにこの時はルートミスに誰も気づいていない。この沢に入ってからは滝の登攀が続く。ここでメンバーが「こんなに滝を登った記憶がない」と話す。それもその筈、初めての沢なのだから。7:40 滝の右側にあるチムニーを登攀。頑丈な倒木があり木を支えに登る。木がなかったら登るのは大変だろう。8:00 かなり長いナメ滝となる。左岸から大高巻きをする。踏み跡のようなものはあるが、たぶん獣道。足場が悪く木にしがみつきながら登る。8:45 沢中に戻る。ナメを登ると水量が減ってくる。9:25 ガレ場となり水が枯れる。次第に傾斜が増し、落石させないように慎重に登るが何度も落石が起きる。「ラーク!」と何度も叫ぶ。稜線まであと少しだがガレ場は危険なため、右側の林道に入ることにした。ガレ場のトラバースも怖い。10:00 林道に入る。ここで起動していたYAMAPを確認すると、本来のルートから外れていることに気づく。稜線に近いところまで来ていた。このまま林道を登り、稜線に出ることにした。獣道を進み、木や草にしがみつきながら登る。10:28 稜線に出る。安堵感と達成感で最高な気分であった。山頂はすぐそこ。縦走組とは10:00-10:30集合予定であったため、先に山頂に向かった。10:30 甲武信ヶ岳山頂。十文字組と源流組に合流。10分遅れて島田さんと石川さんが到着。11:10 甲武信小屋。戸渡尾根と徳ちゃん新道から下山。時々小雨がぱらつく程度で天気予報がいい方向に外れた。15:30 甲武信ヶ岳登山口。16:20 駐車場着。16:45 笛吹きの湯で入浴。JAF割で600円と安い。中央道を経由して帰葉。石川さんが全員を家まで送迎くれた。今回はミスはあったものの山頂直下に出れるといういいルートであった。冒険感がありとても楽しい山行であった。
古川孝至