2025/10/13棒ノ折山読図山行
今年の読図山行は、埼玉県と東京都にまたがる棒ノ折山にて、行きは地形図、帰りは登山アプリを使って歩いた。
日時:2025年10月13日
メンバー:T口(Ⅼ)、H本(講師)、S井、N里、N島、Y田(記) 6名
行程:10:30白谷沢登山口~12:50岩茸石~13:10~権次入峠~13:30棒ノ嶺~14:20権次入峠~14:40岩茸石~16:20滝ノ平尾根登山口
9:15ノーラ名栗・さわらびの湯バス停に到着し、各々の持参した地形図の確認をしようとした所、計画書のルートと講師の想定していたルートが少し違うことが判明。それぞれ地形図を確認すると、講師の想定していたルートはほぼ全員の地形図で見切れている。広めに印刷することも大切かもしれない。
気を取り直して各々の地形図を確認。国土地理院地図、山と渓谷オンライン地図、YAMAP、ヤマレコで印刷したものと様々だった。工夫点としては地形図に陰影をつける、コースタイムを書き込む、地図記号に印や名称を書き込む、異なる縮尺で何枚か持参するなどがあった。
10:00バス停をいざ出発。地形図を頼りに登山口を探す。地形図をよく見ると橋の記号が登山口の近くに記載されていた。地形図と周りの景観を交互に見ながら歩いていくと、前方に橋が見え、そしてその先に登山口の看板のようなものが見えた。思わず「あ!あった」と声をあげる。登山口に着いただけですでに嬉しさが込み上げる。
少し登山道を進んだ所で現在地の確認を試みる。咄嗟にスマホを触る手を画板に持ちかえ確認するが、地形を見ても検討もつかない。S井さんが「沢から少し離れていそうだからこの辺かな」と言う。そうゆう所で判断するのか!と感激した。続いて、迷った時を想定して目的地にむけて進むべき方向をコンパスを駆使して探す。これは以前教えてもらった記憶があり、自信をもってコンパスを持ったが、やってみるとすっかり記憶が抜け落ちていた。
そうこうしながら沢伝いに進んでいくと、急に切り立ったゴルジュが目の前に広がる。「ジュラシックパークみたい」とN島さんが嬉しそうに言う。鎖場もあり秘境感たっぷりでテンションがあがる。
楽しい登山道を抜けて休憩中、地形図を見ながらこの先の地形を予想。等高線が狭まっているからここは急登。等高線の中を通っているからこれはトラバース。とH本さんが解説して下さる。そうやって読み解くのか!とまたまた感激。そして「尾根と谷」も分けてみる。H本さんとN里さんが根気よく解説してくれるが、これがなかなか難しい。全然区別がつかない。これは次回の課題としたい。
13:30に棒ノ嶺到着。広々とした山頂は穏やかな雰囲気。帰りは雪山を想定し、タッチペンでスマホを操作する。拡大縮小までタッチペンでできることに驚いた。滝ノ平尾根は急坂で木の根がたくさん張っており、前日の雨で滑りやすく気が抜けない下山であった。16:30河又名栗湖入口バス停に間に合い帰路に着く。
今回の山行では読図の大切さと地形を読み解く楽しさを再認識できた。次回から山行前に地形を予想して山へ出かけたい。
吉田






