2024/11/16-17 中ノ岳〜丹後山縦走

中ノ岳が眼前に立ちはだかる

メンバー:F川(L)、S吉、H山

11/15 20:30 西船橋発。関越道 湯沢ICで降り、11:30道の駅南魚沼着。道の駅は車中泊している車が多い。

11/16 5:30起床。6:30道の駅発。7:00 十字峡登山センター着。快晴。小屋は冬季閉鎖中だが緊急時は脇のはしごから中に入れるとのこと。7:20 十字峡登山センター発。紅葉真っ只中。最初から急登。登山道は落ち葉が多く、落ち葉の下はぬかるんでおり滑る。時々、鎖場がでてくる。冬靴ではフリクションが効きにくい。登山道には一合目〜九合目まで石標あり。三合目あたりから眺望が開けてくる。後方を振り返ると、綺麗に巻機山が見えテンションが上がる。10:45 五合目 日向山着。中ノ岳が正面に現れる。台形をしており迫力がある。六合目あたりから内側広筋が攣り始める。人生で初めての経験である。今回の個人的な目的で歩荷訓練も兼ねていたので、水は8L、餅は1kg(切り餅23個)を担いだ。重たい荷物と久しぶりの急登に足が驚いてしまったか。鎮痛薬を飲み、ミネラル飴を舐め、水分補給。軽量化を図るため、七合目で水を2L捨てる。攣っていた内側広筋は無事に治った。七合目〜九合目は急登だったがCTよりも早めに到着。13:47 中ノ岳着。山頂からは越後駒ヶ岳や八海山が綺麗に見える。13:56 中ノ岳避難小屋着。小屋の入り口は閉まっており、ハシゴを使用して2階から入る。避難小屋内には銀マットや鍋、毛布や雨水が用意されており道具が充実していた。トイレはボットン便所。小屋内から玄関を開けることができ、1階から出入り可能。夕食まで時間が余り、各々が自由に過ごす。Sさんは会津から来られた方と飲まれる。流石の社交性である。Hさんは越後駒ヶ岳までの縦走路である四合目まで歩きに行かれる。流石のスタミナである。17:00 日の入を見てから夕食。鍋と餅と鯖缶。腹一杯になった。会津から来られていた方が、翌日は丹後山に縦走してから登山口に下山するとのことで、我らもそのルートに変更することにした。20:00就寝。

11/17 5:30 起床。6:30 避難小屋発。雲が多いが、その隙間からご来光を拝む。歩き始めて間もなく滝雲が出現。あまりの絶景に何度も立ち止まり写真を撮影する。北には日本海、東側には平ヶ岳や尾瀬の山々、南には富士山や南アルプスが見える。360度大絶景である。その先の兎岳までの縦走路はアップダウンがある。兎岳の手前で朝日が上がり、ダイヤモンド兎になっている。9:13 兎岳着。兎岳から越後三山全てが見える。山容は草紅葉により黄金色に輝いている。9:46 大水上山着。福島県側には雲海、新潟県側は雲ひとつない。我らが歩いている稜線を境に雲が分断されている。感動ものである。9:57 利根川水源の碑着。ここからの一滴が利根川の始まりで、千葉まで流れているとは何とも神秘的。利根川水源碑の先からは山容が変わり、笹に覆われた緑色の山となる。登山道は平坦となり、快適な稜線歩きでとても気持ちがいい。10:17 丹後山着。10:23 丹後山避難小屋着。下山道は急斜面で足への負担が大きい。15:00 十字峡登山センター着。絶景が拝め、いいトレーニングになった。とても充実した山行であった。

古川孝至

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