2026/8/21 月山

牛首下分岐へ向かう木道

メンバー:古川

スケジュール
3:00船橋発ー8:00月山姥沢駐車場着ー8:20駐車場発ー10:00月山頂上ー11:10姥が岳ー12:20姥沢駐車場ー14:40 とがしスポーツ モンベルルーム酒田店ー15:40山居倉庫ー16:30エニタイムフィットネス酒田店ー21:00鉾立駐車場

山行記録
当初は北アルプスの赤木沢を予定していたが、同行者の休みの都合が合わず、計画を変更。別の方を誘い、錫杖岳または城山を予定していたものの、こちらも天候に恵まれず中止となった。

「今回は山は無しか」と思いながら、山行2日前に天気予報を確認すると、東北方面なら天候が持ちそう。そこで急遽、月山と鳥海山を連日で登る欲張りプランを立てた。

初日は月山へ。午前中は雨の可能性もあったが、幸い雨に降られることはなく、終始曇天の中での山行となった。

姥沢駐車場に到着すると、駐車車両はわずか5台ほど。さすが平日。休日なら争奪戦になりそうな駐車場も、この日は選び放題である。

歩き始めは樹林帯。湿度が高く、じっとりと蒸し暑い。さらに大量のトンボが飛び交い、時折こちらの身体に体当たりしてくる。こちらの都合など知ったことではないらしい。トンボの猛攻を受けながらも、黙々と歩を進める。

やがて森林限界を越えると、一気に視界が開け、月山の優美な山容が姿を現した。なだらかな曲線を描く牛首カールの下には広大な草原が広がり、その中を木道が静かに延びている。木道の両脇には色とりどりのお花畑が広がり、荒々しい岩稜の山とはまた違った、穏やかで気品のある景観を楽しむことができた。

あいにくガスがかかっており、周囲の山々を望むことはできなかったが、月山そのものの美しい山容を眺められただけでも十分満足できる。

山頂の月山神社に到着すると、500円を納めて参拝。起立低頭してお祓いを受けた。お祓い御は人形の紙に息を吹きかけ、自分の身体を撫でて災いを移し、水に浮かべて身を清める。山頂でこのような神事を体験できるとは思っておらず、登山と信仰が一体となった独特の雰囲気が非常に印象的だった。

参拝後には「登拝認定証」までいただき、思いがけない記念品にテンションも上昇。さらに地元の杉で作られたお守りも授かり、すっかり月山神社のファンになってしまった。

ちなみに月山神社は、東北地方で唯一の官幣大社とのこと。山頂に立つ神社の歴史と格式を知ると、普段の登山とは少し違った趣を感じる。

下山は牛首から姥ヶ岳方面へ進み、周回するルートを選択。姥ヶ岳を越えて先へ進むと、徐々に雲が切れ、眼下に月山湖が姿を現した。最後に少しだけご褒美をもらったような気分になった。

月山は森林限界が低く、広大な草原の中を木道で歩けるため、非常に開放感があった。加えて、お花畑も美しく、今回のような曇天でも十分に楽しめる山だった。そして何より、山頂でお祓いを受けられるという唯一無二の体験が印象に残った。

赤木沢、錫杖岳、城山とことごとく計画が流れ、最終的にたどり着いた月山。結果的には、天気に振り回された末の“転進”が、思いのほか良い山行となった。

下山後は時間があったため、まずはモンベルへ。店舗限定Tシャツとアームカバーを購入し、翌日の鳥海山で早速デビューさせることにした。山に登って、山の店で買い物をして、翌日また山で使う。もはや完全に山の経済圏から抜け出せない。

続いて、庄内のシンボルとして知られる山居倉庫へ向かい、庄内の歴史資料館を見学。山を歩いた後に地域の歴史に触れることで、景色だけでは分からない庄内の奥行きを感じることができた。

そして一日の締めはエニタイムフィットネスへ。登山後のため軽めに身体を動かしてクールダウン。明日の鳥海山に備えているのか、はたまた疲労をさらに上乗せしているのか、自分でも少々分からなくなってきたところで終了。

筋トレ後は、夕食を求めて「ラーメン花鳥風月」へ。名物はワンタン麺らしく、迷わず注文。醤油ベースのスープにはほんのり苦みがあり、登山後の身体にじんわり染み渡る一杯だった。

最後は鉾立駐車場へ移動し、翌日の鳥海山に備えて就寝。月山を歩き、歴史を学び、筋トレまでこなすという、なかなか濃密な一日となった。

古川孝至

沢登り

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