2026/3/21~22 残雪期の八ヶ岳

冬の西穂高岳は、硫黄岳~赤岳に行ってからの上級編、と先輩より助言をもらい、残雪期の八ヶ岳中級編に行きました。

メンバー:S吉、H山、N澤、T口

3/21日 9:00赤岳山荘=11:00赤岳鉱泉

3/22祝 5:20赤岳鉱泉=6:40赤岩ノ頭=7:20硫黄岳=7:45硫黄岳山荘=8:40台座ノ頭=9:20横岳=10:35地蔵ノ頭=11:30=赤岳=13:20行者小屋=14:00赤岳鉱泉(テント撤収)=16:30赤岳山荘

3/21 今年は雪が少なく赤岳山荘まで既に溶けている。登山道は氷でチェンスパ装着。南沢に入ると積雪。トレースばっちり。心地よい沢音を聞きながら、橋の上にも岩の上にも雪が積もり、青い空、白い雪、赤銅色の川、緑のしらびそ、鳥のさえずりを聞きながら歩く。あっという間にアイスキャンディーが見えてテン場に到着。昼食はマレーシアカレー(H)、醤油ラーメン(N)、味噌ラーメン(T)を頂く。しっかり太麺で、大きなチャーシューとわかめのトッピング。山荘入口のタンクから水は汲み放題。ここでNさん、テルモスと梅酒を忘れたことに気づく。一番搾り600円2缶、山荘の売り上げに貢献し昼から乾杯。おつまみは定番の勝浦タンタンメンチップとアイスキャンディーの登攀見学。Sさんロープ重いのにスナックまで担いでくれて有難うございます。氷の破片が透き通ってなんともきれいな塊。見上げると硫黄~赤岳の絶景。ここはアナ雪アレンデールでしょうか?昨晩暑くてうるさくてホテルで寝られなかったSさんのリクエストで早めのとり野菜味噌鍋。夕陽をながめながら歯磨きして贅沢な時間を過ごし、夕暮れとともに就寝。新月で満天の星空をHさんと眺め、夜間飛行機の解説を伺う。

3/22 ヘッデンとアイゼン装着し登山開始。夜明け前にいくつものパーティが動き始めている。薄日が差し込む頃、大同心稜の登り口を教えてもらい、次なる目標とする。若めのパーティを3組ほど追い抜き快調な出だし。空が近くなると赤岩ノ頭。稜線に出るとすぐに風が吹き付ける。風速10mほど。稜線は土が出ているところが多い。遠くに見える等間隔のモアイ像みたいな印。近づくと立派なケルンだった。風強めな稜線を耐えながら進むと硫黄岳に到着。取り急ぎ一枚撮影し、山荘で風が避けられると先を急ぐ。この先が核心部なので、温かい白湯と行動食で長めの休憩で気持ちを落ち着ける。バラクラバとゴーグルを装着し、強風と雪岩ミックスに備えて、いざ出発。細く切れ落ちた道では山側にピッケルを深くしっかり突き刺すことを意識する。早く通り過ぎたい気持ちに駆られるが、一歩づつ慎重に足を運ぶ。岩稜帯は雪がつき梯子と同様、アイゼンをひっかけないように、時間をかけて足場を確認しバランスを取って慎重に。景色を見る余裕がなく、必死でSさんの後を食らいつく。横岳に到着。ハーネスからジャラジャラぶらさげたパーティ。「赤岳まで?すごいですね」とお褒めの言葉。大同心稜から上がり地蔵から下るという。「いや~楽しかった」と充実したダンディクライマーたちの爽やか笑顔。まだまだ油断禁物で進むと、Hさんが「お!富士山」と。富士山、白峰三山、甲斐駒仙丈、木曽駒、中央アルプス、真正面に赤岳の雄姿。素晴らしい絶景を少しだけ堪能。ようやく地蔵ノ頭に到着し、ここで地蔵尾根のSさんとお別れ。息が上がりっぱなしでかなり身体は疲労と悲鳴だが、これくらいでバテてたら西穂なんて連れて行ってもらえないと必死で進むがペースは上がらず。山頂で初めてゆっくりと絶景を見渡すことができた。ハロー現象の太陽を見上げる。文三郎尾根は山々に囲まれた絶景の中、赤岳主稜を眺めながら、アイゼンの無敵感を存分に楽しんで快調に下る。行者小屋でトイレを使わせていただき、中山峠から赤岳鉱泉に戻ると、Sさんがテントを干して待っていてくれた。北海道に帰るNさんと、来年の大同心稜と西穂高岳を約束して、中央道で帰葉する。

透き通る 氷壁見上げ 八ヶ岳