2022/4/15〜5/11 ピサンピーク6091m(アンナプルナ山域)

メンバー:酒井L、ガイド:ゲルジュ(50歳・チュルとパチェルモ2回で今回で4回目・ルクラから徒歩2日のヘイワ村在住)、全行程ポーター:カッパ(30歳・ヘイワ村在住)、マナンからのポーター:ニーマ(40歳・前回と前々回のパチエルモにも同行・ヘイワ村在住)、ドルジュ(25歳・ゲルジュの長男・ヘイワ村在住)  

2年前の4月に行く予定でマレーシア航空Eチケットを買ったが、コロナで延期。その予約を変更し、やっと出発できた。往復航空券10万円。  4/15 成田10:20発マレーシア航空71便でクアラルンプール16:45着。空港外に出るとホテル隔離となるので、トランジットのベンチでツエルトにくるまって寝る。
4/16 クアラルンプール09:10発マレーシア航空170便でカトマンズ11:45着。ネパール入国は接種証明書とネパール政府書式(ネットで事前に打ち込んだ書式のプリント)だけでOKとなった。15:00サムサラホテルでニーマAFT社長及びゲルジュガイドと打合せ。現地費用3,400ドル支払う。荷揚げは、ベシシャハールからジープでピサン迄ポーター2名で上げる南ルートを主力とし、本隊はジョムソン空港から3名でトロンラ峠を越えて高度順化しながら北からピサンに入ることに決定。
4/17 ゲルジュガイドと共にカトマンズ07:00発のエアコン付バスで16:30ポカラ820m着。ホテル泊。
4/18 ポカラ空港06:50発タタエアーは現地強風で4時間遅れで11:00発となったが40分飛行でジョムソン2720m空港着。ここでバスで来たカッパと合流。強風のなか、カリガンダキ川に沿って登り自動車道路をショートカットするトレースを登り、20:00ムクティナ着。ロッジ泊。
4/19 高度順化。同ロッジ泊。
4/20 ムクティナ3694mを09:00出発。登山道を登り12:00チャンバブフ4280m着。ロッジ泊。
4/21 高度順化。4700mキャンプは「水が無い」と地図に書いてあるので、ゲルジュとカッパが偵察兼荷揚に出る。雪渓があるので使えそうとのこと。
4/22 10:00チャンバブフ4280m発。13:00に4700mキャンプ着。避難小屋があるので、そのなかにテント1張設営。雪を解かし水作る。テント泊。
4/23 07:00に4700mキャンプ発。トロンラ峠5416mを越え、19:30に5,000mの岩小屋着。その日にペディ小屋4545mにはたどりつけず。高度順化不十分なのに5400mを越えるのは、計画上無理があった。とにかく疲れた。有人の岩小屋があってよかった。ラーメンを作ってくれたが、疲れすぎて食べられず。
4/24 07:30岩小屋発。ペディ小屋4545mを経てレダー4200mのロッジ泊。
4/25 レダー07:30発。マナン3500mロッジ14:00着。ヤクホテル泊。マナンまでべシシャハ―ル付近の水力発電所から電気が来ている。携帯電波塔もあり現地携帯(GSM)通じる。
4/26 08:00マナン発。ギャル3700mに15:30着。ロッジ泊。ここでニーマ及びドルジェと合流。
4/27 08:30ギャル発。13:45 BC:4380m着。BC泊。 4/28 高度順化。BC泊。
4/29 08:30BC4380m発。晴れ。14:25C1: 5400m着。夕方から雪。C1泊。ここは現地携帯通じる。
4/30 高度順化。朝は晴れだが寒い。午後は雪。C1泊。
5/1 早朝にポーター2名がデポした200mロープを持ってって上がってくる予定だったが、来ず。寒いので下に下りたとのこと。結局、午後に到着。この日はC2に移動できず、高度順化日。C1泊。
5/2  08:30C1発。上部の岩場に半年ほど前のフィックスロープあり。使わせてもらう。13:30C2:5700m着。C2泊。
5/3  06:00C2:5700m発。晴れ。マイナス15度程度。薄い岩片に薄く雪のついた崩れやすい所を3時間ほど登るとケルンがある。たぶん、5,950m。そこから、ピサンピーク6091mの100m程手前の急斜面をゲルジュが登ろうとしたが、グズグズの岩くずに30㎝ほど軟らかい雪がついているだけで、スノーバーもアイススクリューも入らず支点が取れない。ここで引き返すことに決定。下りは、雪をどかし岩をだして、ロックハーケン打って支点にして、確保してもらう。50mロープ数回で安全地帯に下りる。11:00C2:5700m着。あと3週間ほど早く来れば、雪と氷を利用して登れたかも。C2泊。
5/4  08:15C2:5700m発。13:30BC:4380m着。BC泊。
5/5  06:30BC:4380m発。09:00ピサン村着。林道を歩く。15:30に2600mのコト着。ロッジ泊。1800m一気に下りたので足が痛くなる。
5/6  07:30コト発。09:30ティマン着。雨が降り始める。林道を下っていると乗合ジープが来たのでカッパが交渉して乗せてもらう。ベシシャハールまで一人2,500ルピー(円)。キャビンに6人乗っているところに私が割り込ませてもらう。2人は荷台に。歩くと1日半のところを数時間で下れた。未舗装の悪路でたまに転落するらしらしいが、歩くよりよい。14:00ベシシャハール着。ロッジ泊。
5/7  07:30ベシシャハール発。乗合ハイエースで15:30カトマンズ着。サムサラホテル泊。
5/8  09:30AFT社ニーマ社長とドクター及びナースがホテルに来てPCR検査してくれる。19:00頃、Star Hospital Lab.の陰性証明書と厚生省書式証明書が出来たので、ホテルに届けるとの電話あり。AFT社ダワが届けてくれた。

5/10 カトマンズ12:45発マレーシア航空9118便でクアラルンプール10:05着。クアラルンプール20:50発マレーシア航空9118便で
5/11 成田07:05着。
風薫るアンナプルナに別れ告げ
酒井そうた

BC4400m  正面はアンナプルナII峰
C1: 5400m
C1でくつろぐ:右からゲルジュガイド、ドルジュ、カッパ、ニーマ
C1からC2へ
C2: 5700m

 

5950mケルンにて

 

C2に下山

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