2018/4/8 上州武尊山

■日程 : 2018年4月8日
■山域・山名: 上信越 上州武尊山
■メンバー : 9名
■行程 : 4/8 土合山の家P 5:30 – 宝台樹スキー場P(6:00-6:20) – リフトトッ
プ(取付口)7:35 – 須原尾根合流 9:20 – 頂上 11:50 – 須原尾根分
岐 13:35 – リフトトップ 14:55 – スキー場P 15:55

■記録
土合山の家Pに張ったテントは2張り(グレート、エスパースマキシムナノ)。朝4時に起床し各自朝食をとりテントを撤収し、5時半には天神尾根組と分かれて車3台で出発。
宝台樹スキー場Pに6時頃に到着。天気は土合では晴れの兆候だったが、スキー場に着くころには小雪が舞っていた。まずはスキー場横の車道を歩き、スキー場コースに合流する箇所からコース脇を歩く。途中でコースを横切り、上級コースの端っこの急登をアイゼンなしで登っていく。1時間あまりでリフトトップの建物に到着し、ここから宝台樹尾根に入っていく。
尾根は傾斜がゆるく、雪はしっかり残っているが固く締まっていたので快適だ。私が2月中旬に来た際にはワカンが必要だったのだが。参加者からは喜びの奇声も上がった。しばらく行くとN君が昨夜の宴会の影響か体調が優れず登れないというので、単独で戻ってもらった。尾根は所々灌木の枝をかき分ける場所もあるが概ね快適に歩けた。9時過ぎには名倉の鞍部から急な傾斜を登り須原尾根に到達。
この尾根も雪が締まっており快適な尾根歩きが楽しめた。途中からは念のためにアイゼンを装着し、小さな上下を繰り返しながら緩やかな登行となる。左手下の沢には手小屋沢避難小屋があるはずだが雪に埋もれているのか確認できなかった。次第に傾斜が増していく中、夏道の尾根通しにいくのではなく(と言っても夏道は雪の下だが)、踏み後にも導かれて尾根左手に回り込むように行き、樹林の開けた急斜面をアイゼンの歯を効かせながら終始、斜登高で進む。遠く前方左手には武尊山頂上が望めるようになってきた。そしてとうとう頂上に続く稜線に躍り出ることができた。稜線右手側には南面が広がっており、妙に尖がった剣ヶ峰山も望めた。
頂上からは360度の光景が広がっており、尾瀬の燧ケ岳や至仏山も確認できた。集合写真を撮り、次回は前武尊(オグナほたかスキー場コース)や剣ヶ峰山(川場スキー場コース)の方面からも登ってみたいと思いを巡らした。早々に頂上を後にし、登ってきたコースの少し降りた傾斜地の見晴らしのよい樹林下で休息。目の前には4月の陽光を浴びた雪の斜面の白と空の青、そして緑色の針葉樹のコントラストが広がる光景にここまで登ってきた苦労が報われた思いだった。
その後は慎重に下りながらも溶けて湿り気を帯びた雪でアイゼンの下に雪団子ができて歩きづらくなる状況も出てきた。疲れもあるのか、その雪団子に足を滑らせて転倒する者もいた。アイゼンに着いた雪団子は歩きながら機を見てピッケルの柄で叩き落すことも必要だ。その後はトラブルもなくリフトトップまで降り、登りと同じスキー場コースの端を降りて駐車場へ向かう車道に出ることが出来た。駐車場には車中でずっと待っていたというN君のお出迎えを受けて山行は終了した。